図録 山本作兵衛展
¥2,000
2022年2月11日(金)~3月13日(日)に開催された
山本作兵衛コレクションユネスコ「世界の記憶」登録10周年記念 山本作兵衛展
の図録です。
2011(平成23)年5月25日、「山本作兵衛コレクション」697点が、ユネスコ「世界の記憶」(世界記憶遺産)に日本で初めて登録され話題を集めました。
田川市石炭・歴史博物館及び福岡県立大学が収蔵する「山本作兵衛コレクション」は、筑豊の炭坑労働者であった山本作兵衛氏(1892-1984)が、自らの体験と記憶などをもとに描き始めた炭坑記録画に代表されます。
作兵衛氏は60代半ばから、炭坑記録画を描き、確認されているだけでも1000枚を超える作品を残しました。
本展では作兵衛氏の初期作品を中心とした田川市石炭・歴史博物館所蔵の原画78点が、ユネスコ「世界の記憶」に登録後、初めて東京で展示公開されました。
また、作兵衛氏が炭坑の仕事や暮らしを子や孫に伝えたいと折々に描き残した、貴重な個人所蔵作品32点と、この度初めて展示公開となる、当館所蔵の原画4点も合わせて展示されました。
作兵衛氏が“未来に伝えたい”との情熱を持って描いた、原画一枚一枚に宿る力強い筆の運びをぜひご覧ください。
A4横長 136ページ
296×210×12㎜